支払利息
読み方: | しはらいりそく |
---|---|
分類: | 勘定科目(P/L) |
支払利息は、損益計算書(P/L)の営業外費用のうち、金融機関や取引先などからの借入金等に対して支払う必要のある利息等を管理するための勘定科目をいいます。また、支払利息の金額については、通常、「借入金額×年利率×(借入日数/365)」で計算されます。
◎損益計算書>経常損益>営業外損益>営業外費用>支払利息
一般に支払利息は、営業外費用の中で大きな割合を占めることが多く、特に借入金の多い企業の場合、P/Lを見る際には、しっかりとチェックする必要があります。
目次:コンテンツ構成
支払利息の勘定科目
支払利息には、借入金等の利息のほか、融資を受ける際の保証料を含めてもよいですが、通常、費用配分の観点から、返済期間が1年超になる長期借入金の保証料は長期前払費用で管理します。
その理由として、長期借入金の保証料は、借入時に一括して効力が発生するのではなく、全返済期間に渡って効力が発生すると考えられるからです。
◎利子税については、租税公課の勘定科目で処理できるが、支払利息の勘定科目で処理してもよいとのこと。
◎社債の支払利息である「社債利息」については、支払利息ではなく、独立した勘定科目を使用して管理すべきとのこと。
支払利息以外の営業外費用
支払利息以外の営業外費用には、割引料や手形売却損、売上割引、為替差損、有価証券売却損(売買目的有価証券売却損)、有価証券評価損、社債償還損、繰延資産償却、開業費償却、保証債務費用、保証債務見返、雑損失、売上債権売却損(売上債権譲渡損)などがあります。