残存期限
読み方: | ざんぞんきげん |
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分類: | 償還 |
残存期限は、「残存期間」や「残存年限」とも呼ばれ、債券の現時点での償還期日(償還日)までの残りの期間をいいます。また、本用語は、デリバティブやローン、リースなどでも、同様の「残りの期間」という意味で広く使われています。
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残存期限の概要
残存期限は、簡単に言えば、既発債が償還されるまでの期間(年数)のことで、例えば、償還期間10年の長期国債の場合、3年経過すれば残存期限は7年となります。
また、関連する用語として「平均残存期限」があり、金融機関やファンドなどが保有している、全ての債券の満期までの長さの平均をいいます。
残存期限の認識
債券は、残存期限が長いほど利回りは高くなりますが、その一方で金利情勢の変化によって、債券価格が大きく変動するというリスクもあります。そのため、債券投資にあたっては、残存期限や信用リスクなどから、利回りが十分に投資に見合うかをよく検討する必要があります。
なお、残存期限が既発債の利回りを計算する時に用いられるのに対して、新発債の利回りを計算する時には「償還期間」が用いられます。