償還差損

償還差損は、公社債などの債券投資において、債券の購入時の購入価格と償還時の額面金額との差額がマイナスになる場合に発生する損失をいいます。これは、債券を額面金額と比べて高い価額で取得し、償還時に額面金額で償還されることによって生じる損失を指します。

一方で、償還差損とは逆に、債券を額面金額と比べて安い価額で取得し、償還時に額面金額で償還されることによって生じる利益を「償還差益」と言います。

現在、特定公社債に該当する債券の償還差損が出た場合、確定申告（申告分離課税）をすることにより、上場株式等の配当等や譲渡損益との損益通算が可能となっており、また翌年以降３年間の譲渡損失の繰越制度も利用できます。