国庫債券

国庫債券は、「国債」とも呼ばれ、政府（国）が財政上の必要に応じて、社会資本の整備・拡充や歳入不足の填補などを行うために発行する債券をいいます。

国が発行し、利子及び元本の償還（支払い）を行うため、全ての債券の中で最も信用力が高く、またマーケット（債券市場）で流通量が多いため、換金性に優れており、安心して投資できるのが大きな特徴となっています。

目次：コンテンツ構成

• 国庫債券の発行について
• 日本の国庫債券について

国庫債券の発行について

国庫債券は、世界各国で発行されており、その利率は、自国の財政状況や金融情勢、格付け（信用力）、償還年限などによって決まるため、国や発行時期によって大きく異なります。

また、日本を含めた先進国の国債や新興国の国債は、世界の機関投資家やファンドなどがグローバル投資をする上で、金利収入を得る有力な投資対象となっています。

日本の国庫債券について

日本政府が発行する国庫債券である「日本国債」は、英語では「Japanese Government Bond（JGB）」と呼ばれ、その種類は、利払い方式によって「利付国債」と「割引国債」に分けられ、毎年、国の予算などをもとに発行されています。

日本の利付国債

・中期国債（固定利付国債）：2年、5年
・中期国債（固定型個人向け国債）：3年
・中期国債（固定型個人向け国債）：5年
・長期国債（固定利付国債）：10年
・長期国債（変動型個人向け国債）：10年
・長期国債（物価連動国債）：10年
・超長期国債（変動利付国債）：15年
・超長期国債（固定利付国債）：20年、30年、40年

日本の割引国債

・国庫短期証券：2カ月、3カ月、6カ月、1年