バイオマス発電
読み方: | ばいおますはつでん |
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分類: | エネルギー |
バイオマス発電は、再生可能エネルギーの一つで、動植物などから生まれた生物資源の総称であるバイオマスを直接燃焼したりガス化したりするなどして、電気を起こす発電方式をいいます。
この中には、地域のゴミ焼却場のゴミ処理発電なども含まれ、また発電の燃料(原料)となる「バイオマス(Biomass)」には様々な種類があり、例えば、木質資源や下水汚泥、家畜糞尿、農業残渣、食品加工廃棄物、セルロース、バイオマス液体燃料などが挙げられます。
一般にバイオマス発電は、太陽光や太陽熱、風力、水力、地熱などの再生可能エネルギーと比べて、原料の対象が幅広く、技術開発が進んだ昨今では、様々な生物資源が有効活用されています。また、地球温暖化対策、循環型社会の構築、農山漁村の活性化といった側面からも普及が期待されています。
その一方で、資源が日本の幅広い地域に分散しており、収集・運搬・管理にコストがかかることから、小規模分散型の発電設備になりがちという課題があるほか、水分を多く含む原料を効率的に燃焼させる技術開発等も課題になっています。
※日本において、2012年7月から再生可能エネルギーの全量買取制度が始まり、バイオマス発電も買取対象に指定された。