DAT(ターミナル持込渡し)
読み方: | でぃえぃてぃー |
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英語: | Delivered at Terminal |
分類: | 貿易 |
DATは、"Delivered at Terminal"の略で、貿易において、ターミナル持込渡しのことをいいます。
インコタームズ2010が規定した「あらゆる輸送形態に適した規則(Rules for Any Mode or Modes of Transport)」の一つで、輸入者側の指定する港や空港、鉄道などのターミナルで物品(貨物)を引き渡す規則となっていました。
具体的には、到着した船や飛行機、鉄道、トラックなどの輸送手段から荷卸しが済んだ時点で、費用とリスクの負担が輸出者(売主)から輸入者(買主)に移転しました(売主は輸出通関を行い、また目的地までの運送や保険の手配・支払を行うが、仕向地での輸入通関の義務はない)。
なお、DATは、商慣行の変化の中で、仕向け地がターミナルに限定されない、あらゆる場所であり得る現実を強調するため、インコタームズ2020より廃止され、その代わりに「DPU(Delivered at Pace Unloaded:荷卸込持込渡し)」が新設されました。
※インコタームズ(Incoterms):国際商業会議所(International Chamber of Commerce:ICC)が制定した貿易取引条件の解釈に関する国際規則。