準備通貨
読み方: | じゅんびつうか |
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英語: | Reserve currency |
分類: | 通貨区分 |
準備通貨は、政府や中央銀行が対外支払準備として保有する外国通貨(外貨)をいいます。これは、外貨準備の総額において、相当量を占める国の通貨を指し、19世紀の金本位制度では英ポンド、20世紀の第二次世界大戦後は米ドルが世界の中で支配的な地位を占めていました。
現在、世界各国が準備通貨として保有する外貨の割合は、米ドルが約6割、ユーロが約2割で、その他に、日本円、英ポンド、カナダドル、豪ドル、人民元、スイスフランが少しの割合を占めており、日本円は3番手に位置します。今後は、2015年にIMFのSDRの構成通貨となった人民元が準備通貨として増加すると予想されています。