ルピア(IDR)
英語: | Rupiah |
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分類: | 通貨(インドネシア) |
ルピア(Rupiah)は、アジア通貨の一つで、インドネシア共和国が使用する通貨をいいます。
インドネシア銀行が発行・管理し、1ルピア=100センで、その名称はインドの通貨「ルピー(Rupee)」に由来します。また、ルピアのアルファベット3文字で記述した、ISO 4217で定められた世界共通で用いられる通貨コードは「IDR」となっています。
なお、ISO 4217とは、ISOで制定された国際標準の一つで、各国あるいは各地域の通貨を3文字のコードで記述できるようにしたもので、最初の2文字がISO 3166-1 alpha-2で定義された国名コード、最後の1文字が通貨のイニシャルを表しています。
インドネシアの概要
インドネシア共和国(Republic of Indonesia)は、東南アジア南部に位置する共和制国家で、東西5,110kmと非常に長く、世界最多の島嶼を抱える国です(首都:ジャカルタ)。
現在、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一員で、世界第4位(域内で最大)の人口を擁し、また天然資源にも恵まれています。ちなみに、イスラム教を国教としませんが、世界最大のイスラム教人口を擁しています。
インドネシアの経済と通貨
インドネシア共和国は、基本的に農業国ですが、鉱業や製造業なども発達しています。長年、日本との関係が深く、貿易相手国として日本は上位に位置し、また巨大人口を抱える有望市場として、日本企業も数多く進出しています。
インドネシアの通貨「ルピア(Rupiah)」は、1997年のアジア通貨危機により、為替相場の大幅下落で変動幅を維持することをあきらめ、同年8月に変動相場制に移行しました。