マレーシア・リンギット(MYR)
英語: | Malaysian ringgit |
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分類: | 通貨(マレーシア) |
リンギットは、アジア通貨の一つで、マレーシアが使用する通貨をいいます。これは、マレーシア国立銀行が発行し、管理変動相場制(複数通貨バスケット方式による変動相場制)を採用し、またアルファベット3文字で記述した、ISO 4217で定められた世界共通で用いられる通貨コードは「MYR」となっています。
なお、ISO 4217とは、ISOで制定された国際標準の一つで、各国あるいは各地域の通貨を3文字のコードで記述できるようにしたもので、最初の2文字がISO 3166-1 alpha-2で定義された国名コード、最後の1文字が通貨のイニシャルを表しています。
マレーシアの概要
マレーシア(Malaysia)は、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家です(首都:クアラルンプール)。現在、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一員であるほか、イギリス連邦加盟国となっています。
マレーシアの経済と通貨
マレーシアの主要産業は、製造業、農林業(天然ゴム、パーム油、木材)、鉱業(錫、原油、LNG)で、昨今では、イスラム金融にも力を入れています。
1990年代後半のアジア通貨危機では、近隣諸国と同様、経済困難に直面しましたが、国際通貨基金(IMF)の支援を仰がずに独自の経済政策を推進して乗り切りました。
・1998年9月に為替管理措置を導入して固定相場制へ移行
・2005年7月に通貨バスケット制による管理変動相場制へ移行