適用為替

適用為替は、「適用為替レート」の略で、証券会社が顧客との間で行う外国為替取引に際して、証券会社が自社の基準レートに基づいて、顧客に提示する為替レートをいいます。

外国債券や外国株式、外国投資信託（外貨MMFを含む）などの取引において、日本円と外貨の交換（外国為替取引）が生ずる際に適用される為替レートで、取引時（手続時）に提示する証券会社の基準レートに、スプレッドが加算・減算されて決定されます。

一般に適用為替は、外貨の購入の際には、スプレッドが加算（プラス）され、一方で外貨の売却の際には、スプレッドが減算（マイナス）される仕組みになっています。そのため、外国為替取引をした時点で相場が動かなくても、取引と同時に為替差損を抱えることになります。

なお、提示される為替レートやスプレッドについては、証券会社によって結構異なります。