外国株式

外国株式(外国株)は、米国株や中国株など、海外(外国籍)の企業が発行する株式(銘柄)をいいます。

一般的には、海外の証券取引所に上場している銘柄を指し、その中には、アップル(米)やアマゾン(米)、マイクロソフト(米)、J&J(米)、TSMC(台)、サムスン(韓)、ネスレ(ス)、テンセント(中)など、グローバルに活躍する世界的な優良企業や、日本の企業以上に成長性が高い企業も多く、投資先として大きな魅力があります。

なお、外国株式を取引するにあたっては、証券会社に「外国証券取引口座」を開設する必要があります。

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日本で取引可能な外国株式の種類

外国株式(外国株)には、様々な国のものがありますが、日本で取引可能なものとしては、以下があります。

・米国株(NYSE、NASDAQ)
・中国株(香港、上海、深セン)
・韓国株(KOSPI、KOSDAQ)
・東南アジア株(タイ、ベトナム、シンガポール 他)
・欧州株(ロンドン、ドイツ、ユーロネクスト 他)
・その他(カナダ、豪、NZ、インド、ブラジル 他)

通常、外国株は、取扱いを行う証券会社での取引となりますが、その中でも、米国株や中国株、韓国株、東南アジア株については、一部の証券会社でインターネット取引にも対応しており、利便性は結構高いです(特に米国株は、海外大手企業のADRも上場しており、外国株投資の定番)。

日本の証券会社での外国株式の取引方法

現在、日本の証券会社で外国株式(外国株)を取引する場合、外国委託取引や国内委託取引、国内店頭取引、外国株式VWAPギャランティー取引
などの取引方法があります。

外国委託取引

外国委託取引は、顧客からの注文を、証券会社が海外証券取引所等に取次ぎをする、委託方式での取引方法です。通常、取引の対象は、世界の主要市場に上場・公開している株式となっており、原則として、成行注文、指値注文、繰越注文などが可能です。

国内委託取引

国内委託取引は、国内(日本)の証券取引所に上場している外国株式を、国内株式と同様に売買することができる取引方法です。株価は円建てで表示され、取引方法や手数料なども国内株式と同じですが、銘柄数は非常に少ないです。

国内店頭取引

国内店頭取引は、顧客からの注文に対して、証券会社が直接相手方となる取引方法です。証券会社が価格を提示する銘柄について売買することができ、銘柄や株価などが顧客の注文内容と合致すれば、取引が成立するため、注文はその日のうちに成立します。

外国株式の基本事項

外国株式(外国株)は、世界の株式でグローバル運用をする場合に活用します。

取扱機関 証券会社
リターン インカムゲイン(配当金)
キャピタルゲイン(売却益、為替差益)
リスク 為替リスク(外国為替の変動、円高)
価格変動リスク(株価)
信用リスク(企業の倒産)
カントリーリスク(政治・経済・国際情勢)
関連マーケット 株式市場(該当国)、外国為替市場
ポイント 投資銘柄の収益力・信用力・成長性等を分析
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