実績配当型金銭信託

実績配当型金銭信託は、合同運用指定金銭信託の一つで、信託銀行等が顧客から受け入れた多数の信託金を約款に指定された運用範囲で合同運用し、その収益を信託金額に応じて分配する、実績配当型の金銭信託(信託商品)をいいます。

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実績配当型金銭信託の種類

実績配当型金銭信託は、予定配当率を明示せず、信託期間中の運用実績に応じて配当を支払うもので、「収益満期受取型」と「収益分配型」の2つの種類(タイプ)があります。

・収益満期受取型
・収益分配型(法人は分配型のみ)

実績配当型金銭信託の特色

実績配当型金銭信託は、信託期間や最低信託金額などについては、信託銀行等が募集の都度、独自に決めており、商品によっては、運用タイプが選べるものもあります。また、元本補填や利益の補足契約はないため、元本や収益の保証はありません。

◎運用方法は、安定性に加えて、収益性をより重視した運用範囲とされており、信託銀行等でそれぞれ異なる。例えば、従来型の有価証券の他に、住宅ローン貸付金やクレジット債権、リース料債権などを裏付けとした信託受益権などで運用するところもある。

◎中途解約は、原則として信託期間中はできないが、やむを得ない事情がある場合には、一定の日に所定の解約調整金を支払って解約することができる。

実績配当型金銭信託の基本事項

実績配当型金銭信託は、信託銀行等の金銭信託において、収益性を重視し、実績配当型で運用する場合に活用します。

取扱機関 信託銀行、銀行
リターン 収益配当金
リスク 価格変動リスク(元本割れ)
運用対象 株式、債券、短期金融商品など
関連マーケット 株式市場、債券市場、外国為替市場など
預入金額 商品によって異なる
預入期間 3-5年が多い(商品によって異なる)
換金性 中途解約可能、解約調整金かかる
税金 源泉分離課税
保護制度 預金保険制度の対象外

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