カレンダースプレッド
英語: | Calendar Spread |
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分類: | 限月 |
カレンダースプレッドは、「限月間スプレッド取引」とも呼ばれ、同じ商品の異なる限月間の価格差の変動に注目して行うスプレッド取引をいいます。
ストラテジー取引の一種で、先物取引において、異なる二つの限月取引間のスプレッド(価格差)により呼値を行い、取引が成立した場合には、二つの限月取引について、一方の売付け(売り建て)と他方の買付け(買い建て)が同時に成立する仕組みになっています。
なお、スプレッド取引とは、二つの商品間の金利差や価格差のスプレッド(差額)を利用して行う取引をいい、基本的には割高な銘柄を売り、割安な銘柄を買うことによって利鞘を得ることができます。
ストラテジー取引について
ストラテジー取引とは、先物・オプションのヘッジ手法の一つで、「複数の限月取引」または「売りと買いを組み合わせたポジション」を同時に成立させる取引をいいます。具体的には、カレンダースプレッドや市場間スプレッド取引のほか、ストラドルやストラングルなども該当します。
カレンダースプレッドの仕組み
カレンダースプレッドでは、期近限月と期先限月の価格差で売買を行い、取引成立後は、それぞれ期近と期先の二つの限月での先物取引となります。また、期先物の買いと期近物の売りの組み合わせを「スプレッドの買い」と言い、一方で期先物の売りと期近物の買いの組み合わせを「スプレッドの売り」と言います。