規模の経済
読み方: | きぼのけいざい |
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英語: | Eeconomies of Scale |
分類: | 経済 |
規模の経済は、「規模の経済性」とも呼ばれ、生産量が大きくなる程、単位当りの生産費(平均費用)が逓減していくことをいいます。
主に設備投資や研究開発に莫大な固定費用がかかる産業において、生産規模の拡大に伴ってコストが下がり、収益率が向上することを指し、具体的には、鉄鋼業や石油化学産業などが典型例として挙げられます。
一般に規模の経済は、スケールメリットを活かした企業の合理的な活動ですが、一方で市場独占などの主要因でもあり、完全競争市場の価格メカニズム機能を阻害することもあります。
ちなみに、ビジネスの現場で、曖昧な知識からか「規模の経済」を「規模の利益」と言う人がいますが、完全な誤りなのでご注意を。