完全失業率

完全失業率は、労働力人口に占める完全失業者の割合（％）をいいます。

日本においては、総務省が毎月の「労働力調査」で発表する雇用関連の経済指標の一つで、また労働力調査とは、日本の就業・不就業の状況を把握するため、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約４万世帯の方々を対象に毎月実施するもので、その結果は景気判断や雇用対策などの基礎資料として利用されています。

　完全失業率 ＝（完全失業者÷労働力人口）×100

現在、日本の労働力人口については、15歳以上の人口のうち、「就業者（＝従業者＋休業者）」と「完全失業者」を合計したものを指します。また、完全失業者については、以下の３つの条件を満たす者を指します。

（1）仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった（就業者ではない）
（2）仕事があればすぐ就くことができる
（3）調査週間中に仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた（過去の求職活動の結果を待っている場合を含む）

■労働力調査の基本集計：基礎調査票から集計される事項

労働力人口、就業者数・雇用者数（産業別・職業別等）、就業時間、完全失業者数（求職理由別等）、完全失業率、非労働力人口などの結果を毎月提供。

■労働力調査の詳細集計：特定調査票から集計される事項

雇用形態別雇用者数（正規・非正規雇用者等）、転職者数、仕事からの収入、仕事につけない理由、失業期間、就業希望の有無などの結果を四半期毎に提供。