国際収支統計
読み方: | こくさいしゅうしとうけい |
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分類: | 国際収支 |
国際収支統計は、一定期間における、一国(ある国)のあらゆる対外経済取引を体系的に記録した統計をいいます。これは、ある国が外国との間で行った財貨・サービス・証券等の各種取引や、それに伴う決済資金の流れなどを体系的に把握・記録したもので、一国の対外的な家計簿のようなものと言えます。
現在、国際通貨基金(IMF)では、IMF協定の第8条第5項に基づき、加盟国に対して、国際収支統計に関する情報の提供を求めており、日本においては、「外国為替及び外国貿易法」の規定に基づき、財務大臣から委任を受けて日本銀行が国際収支統計を作成し、財務省と共同で公表しています。
なお、本統計については、IMFが定めた国際収支マニュアルに準拠して作成するため、国際比較が可能となっています。
<日本の国際収支統計の構成>
1.経常収支
├1.A 貿易・サービス収支
├1.B 第一次所得収支
└1.C 第二次所得収支
2.資本移転等収支
├2.A 資本移転
└2.B 非金融非生産資産の取得処分
3.金融収支
├3.A 直接投資
├3.B 証券投資
├3.C 金融派生商品
├3.D その他投資
└3.E 外貨準備