電子債権記録機関

読み方: でんしさいけんきろくきかん
分類: 電子債権

電子債権記録機関は、2008年12月施行の電子記録債権法によって導入された、電子記録債権制度において中核的な役割を担う、電子記録債権(電子債権)を記録・管理する機関をいいます。

現在、日本の商取引の電子決済において、コンピュータ上で電子債権の債権者と債務者の名前、支払額、支払期日などの情報を記録・管理する業務を行っています。

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電子債権記録機関の認可会社

現在、金融庁から認可された電子債権記録機関には、以下の5社があり、その中でも、全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)は、日本全国の金融機関が参加する、電子記録債権を記録・流通させる新たな決済インフラとなっています。

・全銀電子債権ネットワーク:全国銀行協会100%出資
・日本電子債権機構:三菱UFJ銀行100%出資
・SMBC電子債権記録:三井住友銀行100%出資
・みずほ電子債権記録:みずほ銀行100%出資
・Tranzax電子債権:Tranzaxが100%出資

※Tranzax:Fintechのベンチャー企業。

電子債権記録機関の法的規定

現在、電子記録債権法において、電子債権記録機関の業務・監督等に関する以下のような規定が置かれ、その公正性や中立性を確保するようにしています。

・電子債権記録機関の指定
・電子債権記録機関の兼業禁止
・認可
・報告及び検査
・業務改善命令
・指定の取消等
・業務移転命令

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