定性評価
読み方: | ていせいひょうか |
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英語: | Qualitative analysis |
分類: | 運用評価 |
定性評価は、定量的な分析だけでは把握することができない部分を、ファンドの運用実績以外の要素(項目)により検証・評価する方法をいいます。
投資信託や年金などのファンドのパフォーマンス評価の一つで、具体的には、評価機関が運用会社の以下のような事項を「質的側面」から分析・評価するもので、実際の評価にあたっては、ファンドアナリスト等が運用会社に直接インタビューすることもあります。
・運用体制や意思決定プロセス
・運用哲学や運用方針
・運用手法や運用プロセス
・情報収集や分析体制
・ファンドマネジャーの資質
・リスク管理の体制
・ディスクロージャーの状況 他
一般にファンドの評価にあたっては、質的側面から分析・評価する「定性評価」と、独自の統計的手法により過去の運用実績など数値で計れるものを数量的に分析・評価する「定量評価」の両方が用いられています。