資源株ファンド
読み方: | しげんかぶふぁんど |
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分類: | 投信タイプ |
資源株ファンドは、世界各国のエネルギーや鉱物資源などに関連する企業の株式で運用する投資信託をいいます。これは、エネルギー(石油、天然ガス、石炭、ウラン)、貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウム)、金属(鉄鉱石、銅、アルミニウム、鉛、ニッケル)などを採掘・輸出したり、加工・販売したりする企業に投資します。
一般に資源価格が上昇すると、資源に関連する企業の業績にはプラスに働いて株価の押し上げ要因になり、資源株ファンドの基準価額は上昇することが多いです。その一方で、資源そのものではなく、資源に関連する企業の株式に投資するため、資源価格と関係のない要因でも企業の株価が大きく動き、資源株ファンドの基準価額が上下することもあります。
目次:コンテンツ構成
資源株ファンドの主なポイント
資源株ファンドに投資するにあたっては、その仕組みとリスクを十分に理解しておく必要があります。
・資源価格が上昇すると、ファンド価格が上昇することが多い
・投資対象の資源関連企業は、資源価格以外の要因(増配、自社株買い、M&A他)にも左右される
・資源価格が上昇しても、株式相場全体が軟調の場合(資源関連企業の株価が軟調の場合)、ファンド価格が低迷することもある
・資源関連株のみに投資するため、様々な業種に投資するファンドと比べて、資産の分散効果は小さい
・外国株に投資するため、為替リスクが常にある(ヘッジなし)
資源株ファンドの投資対象
ファンドによって、投資対象はそれぞれ異なりますが、例えば、世界の資源関連企業には以下のような企業があります。
・リオ・ティント(英、豪)
・BHPビリトン(英、豪)
・テック・リソーシズ(カナダ)
・ヴァーレ(ブラジル)
・エクストラータ(スイス) 他
資源株ファンドの具体例
資源株ファンドは、投資対象(テーマ)の一つの選択肢となり、具体的には以下のようなファンドがあります。
・資源株ファンド 通貨選択シリーズ(nikko am)
・世界資源株ファンド(三菱UFJ国際投信)
・ブラックロック天然資源株ファンド 他