金鉱株ファンド

読み方: きんこうかぶふぁんど
分類: 投信タイプ

金鉱株ファンドは、金鉱山を所有する世界各地の企業の株式に分散投資する投資信託をいいます。これは、金価格との連動を目指すファンドとは異なり、金関連企業の株式に投資するアクティブファンドであるため、その値動きは「金価格(金相場)」に比べて変動が激しいです。

一般に金鉱株ファンドの基準価額は、金相場が上昇する際に大幅に上がる一方で、下落する時は大幅に下がる傾向があり、その要因として、ファンドに組み入れた企業の利益が金価格より大きく変動することが挙げられます。例えば、金価格の上昇率が人件費等の上昇率を大きく上回る場合、企業の利益は大きく拡大し、金鉱株ファンドは大きく値上がりします。

目次:コンテンツ構成

金鉱株ファンドの主なポイント

金鉱株ファンドに投資するにあたっては、その仕組みとリスクを十分に理解しておく必要があります。

・金価格を反映して、金価格よりもダイナミックに変動する
・金価格上昇(下落)時には金価格と連動して上昇(下落)しやすい
・金相場の影響より、株式相場の影響を受けることもある
・金関連株のみに投資するため、様々な業種に投資するファンドと比べて、資産の分散効果は小さい
・外国株に投資するため、為替リスクが常にある(ヘッジなし)

金鉱株ファンドの投資対象

ファンドによって、投資対象はそれぞれ異なりますが、例えば、世界の金関連企業には以下のような企業があります。

・NEWCREST MINING LTD (オーストラリア)
・KINROSS GOLD CORP (カナダ)
・GOLDCORP INC (カナダ)
・ELDORADO GOLD CORPORATION (カナダ)
・GOLD FIELDS LTD (南アフリカ) 他

金鉱株ファンドの具体例

金鉱株ファンドは、投資対象(テーマ)の一つの選択肢となり、具体的には以下のようなファンドがあります。

・ブラックロック・ゴールド・ファンド(ブラックロック)
・BR・ゴールド・メタル・オープン(ブラックロック) 他

iFinancial TV