エコファンド

エコファンド（エコ投信）は、主に環境面に配慮した事業活動を行う企業を選んで投資する投資信託（ファンド）をいいます。これは、社会的責任投資（SRI）の一つで、企業の財務的評価に、環境側面の評価も加えて投資企業を選択するファンドの総称を指します。

一般にエコファンドは、ファンドのイメージも良く、投資家の共感も得られることから欧米で急成長し、昨今では、日本でも一つの投資対象として身近になっています。

目次：コンテンツ構成

• エコファンドの投資企業の視点
• エコファンドの主なポイント
• エコファンドの具体例

エコファンドの投資企業の視点

エコファンドの投資企業の視点としては、環境問題への取り組み姿勢や優れた環境保護技術の保有などがあります。

具体的には、環境に優しい発電技術や省エネ技術、水の浄化技術などを開発している会社、自社の室温管理や廃棄物管理を徹底している会社、環境保全活動を行なっている会社などが該当します。

エコファンドの主なポイント

エコファンドに投資するにあたっては、その仕組みとリスクを十分に理解しておく必要があります。

・エコロジーを推進する企業を金融の仕組みを使って応援
・従来の投資尺度だけでなく、環境問題への取り組みも含めて銘柄選定
・日本の場合、投資対象先は、優良な大企業がほとんどである
・リスクの高い株式投信であることに代わりはなく、基準価額の低迷や元本割れは当然ありうる
・日本だけでなく、世界を対象としたエコファンドもある

エコファンドの具体例

エコファンドは、投資対象（テーマ）の一つの選択肢となり、具体的には、以下のようなファンドがあります。

・日興エコファンド
・ダイワ･エコ･ファンド
・損保ジャパン・グリーン・オープン　他