単位型投資信託

読み方: たんいがたとうししんたく
分類: 投信区分

単位型投資信託(単位型投信)は、「ユニット型投資信託」や「クローズ型投資信託」とも呼ばれ、契約型投資信託の一種で、ファンドの購入が設定前の募集期間だけに限られ、設定後は、償還まで資金の途中追加ができない投資信託をいいます。

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単位型投資信託の概要について

契約型投資信託は、「単位型投資信託」と「追加型投資信託」の2つに分けることができます。世界初の投資信託は単位型投資信託でしたが、昨今、日本においては、その本数は減り、いつでも追加購入と換金ができる追加型投資信託が主流となっています。

※契約型投資信託:委託者(運用会社)と受託者(信託銀行等)が信託契約を結ぶことにより組成される投資信託。

単位型投資信託の概要

一般に単位型投資信託では、ファンドの購入が設定前の募集期間だけに限られ、設定後は、償還まで資金の途中追加ができません。そのため、募集期間での購入の機会を逃すと、それ以降の運用成績が良好であっても、途中購入することはできません。

◎数年程度の運用期間が設けられ、運用期間が終了すると、その時点の資産を全て売却し、投資家の所有分に応じて償還金が支払われる。

◎購入の際の価格は、申込口数に応じて、「1口=1円または1万円」で計算される。

単位型投資信託の種類について

単位型投資信託は、募集方法により、同じ投資方針で毎月募集・設定される「定時定型投資信託」と、投資家のニーズやマーケット環境に応じてタイミングを見て設定される「スポット型投資信託」の2つのタイプがあります。また、一定期間売却ができないクローズド期間タイプのものもあります。

|定時定型投資信託

定時定型投資信託は、商品性格が同一のものを毎月募集するタイプのファンドをいう。

|スポット型投資信託

スポット型投資信託は、経済情勢やマーケット環境などをタイムリーに捉えて、随時募集するタイプのファンドをいう。

※昨今では、定時定型投資信託は設定されておらず、スポット型投資信託のみが設定されている。

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