追加型投資信託
読み方: | ついかがたとうししんたく |
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分類: | 投信区分 |
追加型投資信託(追加型投信)は、「オープン型投資信託」や「オープンファンド」とも呼ばれ、運用開始後も購入できる投資信託(ファンド)をいいます。
契約型投資信託の一種で、単位型投資信託とは異なり、いつでも日々の基準価額をもとに自由に売買(取引)ができるので、投資家は自分の相場観でタイミングを見ながら取引することができます。
目次:コンテンツ構成
追加型投資信託の概要について
契約型投資信託は、「単位型投資信託」と「追加型投資信託」の2つに分けることができます。世界初の投資信託は単位型投資信託でしたが、昨今、日本においては、その本数は減り、いつでも追加購入と換金ができる追加型投資信託が主流となっています。
※契約型投資信託:委託者(運用会社)と受託者(信託銀行等)が信託契約を結ぶことにより組成される投資信託。
一般に追加型投資信託は、当初募集された信託財産の上に、いつでも資金の追加設定を行い、1つのファンドとして運用するもので、通常、信託期間が無期限もしくは長期(10年など)となっています。
また、ファンドの運用面では、信託期間が長期のため弾力性を持たせやすい、時間的分散投資が容易である、ファンドが単一のため管理費用が軽減されるといった利点があります。
◎原則として、日々の基準価額に基づいて、いつでも自由に購入・売却ができる。
◎設定前に購入の申込みができる期間を「当初募集期間」と言い、一方で運用を始めた後に購入の申込みができる期間を「継続募集期間」と言う。
追加型投資信託の種類について
追加型投資信託は、その投資対象により、「追加型株式投資信託」と「追加型公社債投資信託」の2つがあります。
|追加型株式投資信託
追加型株式投資信託は、約款に株式に投資できる旨が記載されているファンドをいう。
|追加型公社債投資信託
追加型公社債投資信託は、約款に株式には投資しない旨が記載されているファンドをいう。
限定追加型投資信託について
限定追加型投資信託は、投資信託協会が定める追加型株式投資信託の分類の中で、「当初設定後一定期間は、新規資金による追加設定は可能だが、その後の追加設定は、分配金による再投資もしくはスイッチングのみのもの」とされるファンドをいいます。