イスラム協力機構(OIC)
読み方: | いすらむきょうりょくきこう |
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英語: | Organisation of Islamic Cooperation(OIC) |
分類: | 協力機構 |
イスラム協力機構(OIC)は、イスラム諸国をメンバーとして構成される国際機構をいいます。
1971年にイスラム諸国の政治的協力や連帯を強化すること、イスラム諸国に対する抑圧に反対し、解放運動を支援することなどを目的に設立され、発足時の名称は「イスラム諸国会議機構」で、2011年に現名称へ変更されました。また、OICの加盟国は、ムスリム(イスラム教徒)が国民の多数を占めるアジアやアフリカなどの国々からなります。
現在、OICは、サウジアラビアのジッダに常設の事務局が置かれ、常設委員会や特設委員会、補助機関、特別機関などを持つほか、付属の専門機関として、イスラム開発銀行、イスラム連帯基金、イスラム教育・科学・文化機構、国際イスラム通信機関などを持ちます。
また、3年に1回、首脳会議が開かれるほか、年に1回の外相会議によって、OICの主要な政策が審議されます。