レーガノミクス

英語: Reaganomics
分類: 米国

レーガノミクス(レーガノミックス)は、1980年代にアメリカ合衆国のロナルド・レーガン大統領(1911-2004)が取った一連の自由主義経済政策をいいます。

「レーガン」と「エコノミクス」を合わせた造語で、1981年2月に発表した「経済再生計画」では、政府支出の伸びの大幅抑制、大幅な減税、政府規制の緩和(ディレギュレーション)、安定的な金融政策を四本柱としており、サプライ・サイド経済学、マネタリズム、市場メカニズムを重視する新自由主義に基づいていました。

一般にレーガノミクスの背景には、前民主党政権の政策が企業の活動を阻害し、労働者の勤労意欲を奪ったとの主張がありました。

一方で、歴史的に見た場合、財政収支赤字と貿易収支赤字という「双子の赤字」を米国にもたらし、後にドルを下落させるための「プラザ合意」へと繋がるものの、1990年代の米国の経済繁栄の基礎になったという評価もあります。

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