日経通貨インデックス
読み方: | にっけいつうかいんでっくす |
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分類: | 通貨指数 |
日経通貨インデックスは、日本経済新聞社が算出・公表する、各国通貨の総合的な価値を示すインデックスをいいます。
各国の貿易額に応じて、為替レートを加重平均した「実効レート指標」で、また日本銀行が公表している「実効為替レート」に近い指標となっており、各国の通貨の他の通貨に対する価値(強弱)を総合的に知ることができます。
具体的には、25カ国の通貨を選び、通貨ごとにクロスレートを算出し、国別の貿易額(輸出入額)の構成比で加重平均して算出しており、ある通貨がその他の通貨に対して強く(弱く)なるほど、数値が大きく(小さく)なる仕組みとなっています。
現在、日経通貨インデックスは、日本経済新聞の朝刊(マーケットデータ)に、日本円・米ドル・ユーロについて、2015年平均を100として指数化した数値が掲載されており、為替相場を見る際の一つの参考になります(基準年は定期的に見直し)。
◎ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルなどの為替レートだけでは分からない、その通貨の強さをおおよそ知ることができる。
◎特に為替相場の動向を把握する際に、日本円・米ドル・ユーロのどれが強くて、どれが弱いのかが数値で客観的に分かる。