逆ザヤ
読み方: | ぎゃくざや |
---|---|
分類: | 運用損益 |
逆ザヤ(逆鞘)は、投資対象(保有銘柄)の値動きが予想に反したため、買付価格よりも現在価格や売却価格の方が安くなり、損失を抱えている状態をいいます。
具体的には、売り値が買い値より安いというように、値段の開きが予想した状態や本来あるべき状態と反対になることを指し、また相場において、二つの銘柄を比較した時に、本来高いはずのものが安く、本来安いはずのものが高くなる場合にも使われます。
さらに、上記の他にも、先物取引において、先限より中限が高く、中限より当限が高くなっている相場のことを意味したり、融資において、貸出金利が調達金利を下回っている状況を意味したり、また保険会社の運用利回りが予定利率を下回っている状況を意味したりすることもあります。
<本用語の使用例>
・貸出競争の激化で預貸では、逆ザヤになっている銀行も多い
・金利が高い時に引き受けた保険契約で、運用の逆ザヤが発生するリスクが高まった
・加盟企業からのロイヤルティー収入を上回る売上保証支払いが発生し、逆ザヤに陥った