リターン・リバーサル
英語: | Return Reversal |
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分類: | 投資戦略 |
リターン・リバーサルは、相場が大きく上昇している時に売り、相場が大きく下落している時に買うという運用手法(投資戦略)をいいます。
簡単に言えば「逆張り」のことで、例えば、株式の場合、株価が大きく下がった銘柄はいずれ反発することが多く、一方で株価が大きく上がった銘柄はいずれ反落することが多いといった経験則に基づいており、通常、新規に売買する場合に使われます。
一方で、リターン・リバーサルに対して、相場の流れに沿って売買することを「トレンド・フォロー(順張り)」と言います。
●リターン・リバーサル効果
過去の投資収益率の低い証券(株式等)が、その後、しばらくの間、高い投資収益率になり、逆に過去の投資収益率の高い証券が、その後、しばらくの間、低い投資収益率になるという現象。理論的には、効率的市場仮説に対する反証の一つとして、アノマリーと結び付けられて説明されている。
●リターン・リバーサル・システム
株式市場において、過去に上昇(下落)した銘柄や業種が、その後、下落(上昇)するといった経験則的な株価の循環を利用し、相対的に売られ過ぎている銘柄や業種の比重を引き上げる一方、相対的に買われ過ぎている銘柄や業種の比重を引き下げるという仕組みのシステム運用。