経済センサス
読み方: | けいざいせんさす |
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分類: | 調査・報告 |
経済センサスは、総務省統計局が5年毎に実施する、日本の企業活動を事業所毎に統一基準で把握する大規模調査をいいます。
簡単に言えば、企業の「国勢調査」といったもので、事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにし、日本の包括的な産業構造を明らかにすると共に、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報を整備することを目的としています。
また、調査内容については、事業所・企業の基本的構造を明らかにする「経済センサス-基礎調査」と、事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする「経済センサス-活動調査」の二つがあります。
目次:コンテンツ構成
経済センサスの役割と位置づけ
経済センサスは、日本において、企業が産業別・地域別にどれだけ売上高・付加価値額・雇用者数を生み出しているかが正確に分かり、これを活用することで、行政機関はより的確に経済政策や公共事業、雇用政策などを実施できます。
また、本調査により作成される経済構造統計は、国勢統計(国勢調査)、国民経済計算に準ずる重要な統計として、統計法に基づいた基幹統計に位置付けられています。
経済センサス-基礎調査
基礎調査は、事業所及び企業の基礎的な経済活動の状態を調査し、日本における包括的な産業構造を明らかにする経済構造統計の作成、並びに各種統計調査実施のための母集団情報を整備することを目的としています。
現在、本調査から得られる様々な統計(調査結果)は、国及び地方公共団体における行政施策の立案や、民間企業における経営計画の策定など、社会経済の発展を支える基礎資料として広く活用されています。
経済センサス-活動調査
活動調査は、日本の全産業分野における事業所及び企業の経済活動の実態を全国的及び地域別に明らかにすると共に、事業所及び企業を調査対象とする各種統計調査の精度向上に資する母集団情報を得ることを目的としています。
現在、本調査から得られる様々な統計(調査結果)は、国や地方公共団体の行政で広く活用されるだけでなく、民間企業や研究機関等でも経営や研究などの基礎データとして幅広い用途に活用されています。