核家族世帯
読み方: | かくかぞくせたい |
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分類: | 世帯 |
核家族世帯は、世帯構造の分類の一つで、厚生労働省の国民生活基礎調査では、夫婦のみの世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、ひとり親と未婚の子のみの世帯の3つをいいます。
また、世帯とは、社会生活上の単位で、住居及び生計を共にする者の集まり、又は独立して住居を維持する単身者、若しくは独立して生計を営む単身者をいい、それに変更があった場合は、役所に届け出をする必要があります。
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核家族の概念
核家族とは、米国の人類学者であったジョージ・マードック(George Peter Murdock、1897-1985)が「近代社会において人類に普遍的で全ての家族の基礎的な単位」という意味で使い始めた用語「Nuclear family」の和訳に由来します。
その典型例としては、夫婦と未婚の子だけで構成される家族で、これは近親者をも構成員として含む「大家族」や「複合家族」に対する概念として主張されたものです。
核家族世帯のタイプ
現在、日本において、世帯構造の分類にはいくつかありますが、厚生労働省の国民生活基礎調査では、「単独世帯」、「核家族世帯」、「三世代世帯」、「その他の世帯」の4つに大きく分類され、また「核家族世帯」は、さらに以下の3つに分類されます。
|夫婦のみの世帯|
世帯主とその配偶者のみで構成する世帯。
|夫婦と未婚の子のみの世帯|
夫婦と未婚の子のみで構成する世帯。
|ひとり親と未婚の子のみの世帯|
父親(男親)または母親(女親)と未婚の子のみで構成する世帯。
核家族世帯の使用例
・1960年以降、核家族世帯の数が大幅に増加している
・首都圏在住の核家族世帯・既婚男女500名を対象に調査を行った
・通常、核家族世帯は三世代世帯よりも所得が少なくなるのは必然である
・核家族世帯の中でも、ひとり親と未婚の子のみの世帯が増加傾向にある