戸籍の附票

読み方: こせきのふひょう
分類: 戸籍

戸籍の附票は、新しく戸籍を作った(本籍を定めた)時以降の「住所の履歴(移り変わり)」が記載されているものをいいます。これは、住所地の市区町村で管理される住民票とは違い、本籍地において戸籍とセットで管理されているので、「戸籍の附票の証明」を請求する際には本籍地で行う必要があります。

◎住民票は、市区町村単位のため、市区町村を超える住所変更は「どこから来て、どこに行ったのか」ということしか分からない。

◎戸籍の附票は、住所の履歴を確認できる場合があるため、車の廃車や名義変更の時などに利用することがある。

一般に戸籍の附票は、その戸籍に入っている全ての人について住所を記録したもので、本籍地で統一的に管理されているため、様々な市区町村に住所を変えたとしても、その一連のつながりが一目で分かります(戸籍に記載されている人が住所の変更を行うと、戸籍の附票に新たな住所が記載される)。

ただし、婚姻や離婚などにより戸籍が新しくなった場合には、附票もその新しい戸籍と共に管理されるため、住所変更のつながり全てが分かるとは限りません。

<戸籍の附票の記載事項>

・氏名
・住所(戸籍を作成した時の住所から順に記載)
・住所を定めた日

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