家族手当
読み方: | かぞくてあて |
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分類: | 収入 |
家族手当は、企業や役所などにおいて、扶養する配偶者や子どもなどのいる従業員等に対して、給料(基本給)とは別に支給される金銭をいいます。これは、生活費を補完するために支給されるもので、通常、扶養家族の人数によって金額が決められていることが多いです。
その位置づけとしては、家族を抱えて生活費のかかる従業員等が安心して仕事に打ち込めるようにという意味合いがありますが、一方で欧米の企業等では、給与は基本給が主体であり、家族手当にあたるものは見当たらず、日本独自のシステムとなっています。
一般に家族手当は、成果主義において、個人のパフォーマンスとは直接関係なく、単身者等には支給されないため、手当面で不公平感があり、また男性を中心とした世帯形成に合わせた制度のため、ライフスタイルの多様化に対応していないなどの問題もあり、賃金制度の見直しの中で廃止するところも出てきています。