単身赴任手当

単身赴任手当は、企業や役所などが単身赴任をしている者（従業員・職員等）に対して支給する金銭をいいます。

具体的には、やむを得ない事情等により、同居していた家族（配偶者・子ども）と別居することになった単身赴任者に対して、毎月一定額を支給する場合や、帰宅するための旅費として月または年を単位として支給する場合などがあります（その支給規則は勤務先等により異なる）。

一般に単身赴任手当は、家族と離れて生活することにより、そうでない勤務者と比べて、生活費等の負担が大きくなることに配慮して、当該単身赴任者に対する給料の補填として支給されるものと考えられています。そのため、所得税においても非課税所得に該当せず、給与所得として源泉徴収されます。

なお、「単身赴任手当」という名称は、企業等によって異なることもあり、またその手当自体がないところもあります。