利息先取方式
読み方: | りそくさきどりほうしき |
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英語: | Discount method of computing finance charge |
分類: | 不正行為 |
利息先取方式は、「利息天引き方式」や「利率天引き方式」とも呼ばれ、表面金利に相当する利息額を融資時点で予め徴収する融資手法をいいます。
主に小規模の金融業者やヤミ金などに見られる手法で、通常、借入の際に予め利息分が借入金から引かれることになり、債務者にとって著しく不利であることから、法律的には原則的に禁止されています。
現在、利息制限法には、利息を先取り(天引き)した場合、天引き後の受領額を元本として計算し、上限利息を超過して支払われた部分は元本の返済に充てたものとみなすと規定しており、また出資法にも同様の主旨の規定が盛り込まれています。
※表面金利:契約の際に債務者と債権者が合意した金利。