アドオン方式
読み方: | あどおんほうしき |
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英語: | Add-on system |
分類: | 返済 |
アドオン方式は、返済終了まで当初の借入金額を元本(元金)とみなし、利息を計算する返済方式をいいます。
具体的には、当初の借入金額に対して利息計算を行い、その利息合計を返済回数で割って均等に月々の支払いを計算するという仕組みになっています。また、利息額は元金が減らないものとして計算されるので、実質金利は表面金利より高くなります。
<アドオン方式の計算例>
元金:100万円、アドオン金利:10%、返済回数:10回
・支払利息の総額:100万円×10%=10万円
・毎回の返済額:100万円÷10回+10万円÷10回=11万円
◎アドオン方式は、計算は簡単であるが、一方で消費者に実際の金利より低いとの誤解を与えるため、現在、割賦販売法では、アドオン金利の表示を禁止し、実質年利のみの表示を義務づけている。
◎アドオン方式は、元利均等返済方式や元金均等返済方式とは異なり、返済が終了するまで当初の借入金額をもとに利息計算を行うことから、その仕組み上、元金が減らないため、途中で繰上返済をしても支払利息の軽減効果はない。