議決権
読み方: | ぎけつけん |
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英語: | Voting right |
分類: | 株主 |
議決権は、広義には、特定の団体(集団)の意思決定に参加する権利をいいます。これは、株式においては、株主が持つ権利の一つで、会社の経営方針などに対して決議する権利(株主が株主総会で各種決議に加わる権利)を指します。
一般に株主の権利は、権利行使の結果が当該株主本人の利益だけに関係する「自益権」と、権利行使の結果が株主全体の利益につながる「共益権」の2つに分けられ、全株主にとって共益権は、会社経営への参画を目的とする権利であり、その代表的なものに「議決権」があります。
◎株主総会において、一株について一個の議決権を有する「1株1議決権の原則」が基本であるが、単元株制度を採用している会社は、一単元株につき一票を持つ仕組みのため、単元未満株の株主には議決権はない。
◎定期的に開催される定時株主総会で決議される議案としては、例えば、剰余金の処分、役員の選任、役員賞与の支給、自己株式の取得などがあり、それぞれの議案に対して、議決権を行使できる。
なお、投資信託では、ファンドが保有している株式の議決権は、投資信託会社が指図を行使することとされており、実際の議決権行使にあたっては、投資信託協会でルールが決められており、また投資信託会社は、議決権行使に関する考え方をウェブサイトに公表することになっています。