グリーン調達
読み方: | ぐりーんちょうたつ |
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英語: | Green Procurement |
分類: | 環境 |
グリーン調達は、企業や行政機関などが、製品の原材料・部品や事業活動に必要な資材・サービスなどを供給先から調達する際に、環境への負担が少ないものや、積極的に環境保全に取り組んでいる企業のものを優先的に購入することをいいます。
昨今、世界的に環境問題が注目される中、日本の大手メーカーなどでは、それぞれ「グリーン調達基準」を作成し、積極的に取組みを進めています。また、日々の業務面では、環境管理システムや使用禁止物質等の管理などが整備されている供給先から、資材や部品などを調達したりしています。
一般にグリーン調達は、企業や行政機関などが、日常業務において、その取組みを積極的に推進することによって、供給先(サプライヤー)に環境負荷の少ない製品の開発を促すことにつながり、また環境配慮に対する経済活動全体にも好影響を与える可能性があると言われています。
<グリーン調達の取組事例>
例えば、情報通信機器メーカー大手各社は、2002年に「グリーン調達基準」を統一し、資材・部品に含まれるCd(カドミウム)、Pb(鉛)、Hg(水銀)、Cr6+(6価クロム)などの重金属やハロゲン系化合物などの開示対象項目を共通化しています。