グリーン預金
読み方: | ぐりーんよきん |
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英語: | Green Deposits |
分類: | 概念 |
グリーン預金は、「環境預金」とも呼ばれ、環境問題の解決に資する事業に融資使途を限定して調達する預金をいいます。
再生可能エネルギー発電やエネルギー効率改善など温室効果ガスの排出削減につながる事業に絞った融資にあてる預金で、世界的に環境問題が深刻となる中、海外で先行して普及が進み、日本では、2021年に三井住友銀行が最初に導入しました。
一般にグリーン預金は、通常の定期預金と仕組みは変わらず、違うのは集めた資金の融資使途となっています(自国通貨建てと外国通貨建ての二つがあり)。また、企業や機関投資家など大口顧客を対象としたものもあり、これに関しては、自らの環境問題への取り組み姿勢を投資家に訴求することができます。
なお、グリーン預金と似たようなものとして、グリーンプロジェクト(環境問題対策)に要する資金を調達するために発行する「グリーンボンド(環境債)」があります。