統合報告書
読み方: | とうごうほうこくしょ |
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分類: | 情報開示 |
統合報告書は、主に大手企業が発行する、財務情報と非財務情報から構成される報告書(レポート)をいいます。
株主や投資家、取引先などのステークホルダー(利害関係者)に対して、一冊で企業の経営実態や持続的な成長への取り組み、中長期的な価値創造などを紹介するもので、その内容については、中長期の経営戦略、環境・社会貢献への取り組み、企業統治(ガバナンス)の仕組み、財務諸表による業績分析などが柱となっています。
一般に統合報告書は、従来、独立して公表されていた財務情報と非財務情報を関連づけ、長期的な企業価値向上に繋がる取り組みを一覧できるようにすることで、年金基金などの長期的な機関投資家を開拓する狙いがあります。
なお、統合報告書の作成ガイドラインについては、その普及を主導する国際統合報告評議会(IIRC:International Integrated Reporting Council)が公表しています。