新安値
読み方: | しんやすね |
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英語: | Record low、New low |
分類: | 値段 |
新安値は、主に株式市場で使われる用語で、相場が下落して過去の安値を越えた(抜いた)時の値段(新値)をいいます。これは、過去一定期間における値段の最安値を更新した時に使われ、個別銘柄で言うこともあれば、株価指数で言うこともあります。
一方で、新安値に対して、過去の高値を越えた時の値段を「新高値」と言います。
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新安値の参照期間と呼称
新安値には、その比較する期間によって、いくつか呼び名(呼称)があり、取引所(市場)に上場したとき以来の安値には「上場来安値」、その年の安値には「年初来安値」、昨年以降の安値には「昨年来安値」などと言います。
また、日本の株式市場において、新安値を「年初来安値」という意味で使う場合、年が明けてすぐの期間は取引日数が少ないため、検索日が1月~3月の場合は、前年の1月から検索日までを参照期間とし、また検索日が4月~12月の場合は、その年の大発会(1月)から検索日までを参照期間とします。
新安値の相場の認識
株式市場において、新安値を更新した時は相場が弱いとされ、何か深刻な悪材料があって売られたと考えられ、さらに株価が下落する可能性もあるので注意が必要です。
特に日経平均株価やTOPIXなどの株価指数が新安値を更新している時は、相場全体が大きく下落しているので、底値の見極めが大きなポイントになります。