シカゴ商品取引所(CBOT)
読み方: | しかごしょうひんとりひきじょ |
---|---|
英語: | Chicago Board of Trade(CBOT) |
分類: | 取引所(米国) |
シカゴ商品取引所(CBOT)は、アメリカ合衆国のイリノイ州・シカゴにある、CMEグループの商品先物取引所をいいます。これは、CME、NYMEX、COMEXと共に、CMEグループの中核となるマーケットで、現在、農産物やエネルギー、株式、金利などの先物・オプションを取り扱っています。
目次:コンテンツ構成
シカゴ商品取引所(CBOT)の歴史と特色
シカゴ商品取引所(CBOT)は、1848年に設立された米国で最も歴史が古い商品取引所で、シカゴ市内の有力な穀物商人らの自主的な集まりとして始まったそうです。
地理的にシカゴは、米中西部の広大な農産地に囲まれていると共に、五大湖のミシガン湖の南端に位置し、古くから農畜産物の集散地として発展し、また米国がトウモロコシや大豆などの世界最大の生産国であることも、シカゴ市場の国際的な地位を高めてきました。
特にトウモロコシや大豆などの「穀物の先物価格形成」に強みを持ち、生産者や穀物メジャーなどの流通業者、製油業者に加え、ファンドなどの機関投資家が長年取引を行ってきました。
シカゴ商品取引所(CBOT)がCMEグループへ
シカゴ商品取引所(CBOT)は、長い間、自主独立の道を歩んできましたが、2007年7月にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に買収され、また親会社同士が合併して「CMEグループ」を形成しました。
現在、CMEグループは、NASDAQに上場し、金利や株式、穀物、貴金属、エネルギーなどの先物・オプションを幅広く扱う、世界有数のデリバティブ取引所運営会社となっています。
<CBOTの上場商品>
・Agriculture(とうもろこし、大豆、大豆油、大豆粕、小麦他)
・Energy(エタノール)
・Equities(E-mini Dow、Dow Jones Real Estate他)
・Interest Rate(米国債)