代行型

読み方: だいこうがた
分類: 厚生年金基金

代行型は、加算型融合型と共に、厚生年金基金の給付形態の一つで、国の老齢厚生年金と同じ方式の給付設計で、支給率を高くして国よりも給付が厚くなるように設計されたものをいいます。

また、厚生年金基金とは、企業年金の一つで、厚生年金の一部を代行して給付すると共に、基金独自の年金をプラスアルファして給付する、企業や団体(業界)を母体として設立された特別法人をいいます。

一般に代行型は、加算型のように加算部分はありませんが、老齢厚生年金と計算方法が同じであるため、給付設計が画一的で分かりやすい反面、企業の退職金を移行しづらい面があります。

◎代行型は、基金制度の創設時に多く見られたが、1975年8月以降、新規設立は認可されていない。

◎2014年4月に「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」が施行され、厚生年金基金は新設できなくなると共に、2024年までに原則廃止されることになっている。

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