職域加算

読み方: しょくいきかさん
分類: 年金制度

職域加算は、「職域加算部分」や「職域加算額」とも呼ばれ、被用者年金である共済年金において、年金に上乗せして支給する部分(3階部分)をいいます。

かつて存在した共済年金の制度で、1986年4月から基礎年金が導入され、共済組合も厚生年金と同様、基礎年金(1階部分)に上乗せする報酬比例の年金(2階部分)を支給する制度になった際に、共済組合独自の年金として上乗せ(加算)されたものです。

2015年10月に被用者年金一元化法の施行に伴い、公務員・教職員等の退職共済年金(2階部分)は厚生年金に統一され、また職域加算(3階部分)は廃止されましたが、同時に新たな3階部分の年金として、「年金払い退職給付(退職等年金給付)」が創設されました。

※共済年金:主として国家公務員や地方公務員、私立学校教職員などが加入する公的年金制度で、加入者(組合員)の老齢・障害・死亡について給付を行い、組合員及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的としていた。

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