ダイレクトバンキング

英語: Direct Banking
分類: ダイレクトバンキング

ダイレクトバンキングは、銀行や信託銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンクなどの金融機関の顧客(個人・法人)が店舗に出向かなくても、各種取引や各種手続、各種相談などが電話やインターネットから利用できるサービスをいいます。

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ダイレクトバンキングの概要

ダイレクトバンキングは、コールセンターのオペレーターや自動音声サービスを通じた「テレホンバンキング」、ネットを活用した「インターネットバンキング」や「モバイルバンキング」などを包括した概念となっています。

元々は、金融大国のアメリカで店舗運営コストや人件費などの費用を節減できることから最初に定着し、日本ではバブル崩壊後の1997年頃から急速に普及し、今日では、金融機関の主要な取引チャネルの一つとなっています。

現在、サービス内容については、振り込み振り替え残高照会入出金明細照会、住所変更などの手続きから、定期預金や外貨預金の作成、投資信託の購入、住宅ローンや資産運用の相談まで幅広く受けられますが、金融機関によって結構内容が異なっています。

なお、利用手数料(基本手数料)については、無料にしているところがほとんどです。

ダイレクトバンキングのメリット

ダイレクトバンキングは、顧客にとっては、混雑した店舗で待たされることなく(自宅やオフィスから店舗へ足を運ぶ必要もなく)、いつでも利用でき(金融機関によっては24時間365日)、さらに各種手数料が店舗利用時よりも安くなるなどのメリットがあります。

一方で、金融機関にとっては、日常的な利便性が顧客満足度の向上に貢献するほか、距離や時間的都合で来店が難しい顧客層からも新規客(ダイレクトバンクで取引を行う顧客)を獲得できることから、マーケティング上の利点も大きく、さらにダイレクト取引による収益面の貢献も大きくなっています。

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