預金通貨

預金通貨は、現金に非常に近い機能を備えた、銀行等の金融機関に預けられている流動性の高い預金をいいます。

日常において、支払い（決済）の手段や購買力の貯蔵手段として現金と同様の働きをする「要求払預金」を指し、具体的には、当座預金や普通預金、通知預金、別段預金、納税準備預金などが挙げられます。

また、日本銀行のマネーストック統計では、要求払預金から調査対象金融機関の保有小切手・手形を差し引いたものを指します。

一般に預金通貨は、主として金融機関の信用創造によって増加し、また現金通貨と預金通貨の両方を合わせて「通貨」と言います。

なお、現金通貨は、預金口座に入金されると預金通貨になり、一方で預金通貨は、預金口座から払戻されると現金通貨になります。