買いもたれ

買いもたれは、株式や商品先物などで使われる用語で、マーケットにおいて、買い過ぎた状態をいいます。

株式では、取引参加者が株を買い過ぎて、新たな買い意欲が薄れている状態を指し、また商品先物などでは、取引参加者が建玉を買い過ぎ（持ち過ぎ）て、それがダブついて整理されていない状態を指します。

一般に買いもたれは、高水準の出来高が続き、相場は上昇したものの、ほぼ満腹状態で新たな買い意慾が薄れる状況を意味し、大相場などの末期によく見られます。また、このような状況になると、相場は上がりにくくなり、値は重くなります。

なお、似たような用語に「買いあき」がありますが、これは、相場の上昇を予想して買い続けたものの、予想に反して相場が上がらず、買い意欲が次第に鈍ること、または買いが一方的に人気化した後、物色動向が一時的に落ち着き、買い意欲が薄れることをいいます。