上海B株

読み方: しゃんはいびーかぶ
分類: 外国株

上海B株は、中華人民共和国(中国本土)の上海証券取引所(上海市場)のB株市場に上場している中国企業の株式をいいます。

日本でも身近な中国株の一つで、元々は、外国人投資家向けにスタートしたものですが、今日では、中国本土の投資家も取引可能であり、米ドルによって売買されています。また、上海B株に対して、上海証券取引所のA株市場に上場している中国企業の株式を「上海A株」と言います。

一般に上海B株は、A株市場に上場している企業の中でも、収益力や財務基盤などがしっかりとしている厳選された企業しか上場できないため、上海A株に比べて上場している企業の数は格段に少ないですが、一方で世界的に有名な中国の大手企業が数多く含まれています。

なお、上海B株市場には、指標となる「上海B株指数」というものがあり、1990年12月21日を基準値(100)として算出される、上場している全銘柄の時価総額加重平均指数となっています。

<中国本土の株式市場について>

中国本土には、上海と深センの2つの株式市場があり、「A株市場」と「B株市場」に分けられている。元々、中国には、本土の投資家しか取引できない人民元建てのA株市場しかなかったが、1991年に人民元を自由化しない状態で外貨を獲得することを目的に、外国人でも取引できる株式市場としてB株市場が設けられた。

A株とB株とは全く同じ権利を持ち、同じ額面で、証券としての中身に差はないが、株式を売買する通貨については、上海B株が米ドル建て、深センB株が香港ドル建てとなっている。

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