深センA株
読み方: | しんせんえーかぶ |
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分類: | 外国株 |
深センA株は、中華人民共和国(中国本土)の深セン証券取引所(深セン市場)のA株市場に上場している中国企業の株式をいいます。
代表的な中国株の一つで、人民元によって売買されており、現在、中国本土投資家と適格外国人機関投資家(QFII)が直接取引可能なほか、「深セン・香港株式市場相互乗り入れプログラム」を利用して、香港経由で一般投資家も取引可能となっています。
一方で、深センA株に対して、深セン証券取引所のB株市場に上場し、海外投資家と中国本土投資家が投資可能で、香港ドルによって売買される中国企業の株式を「深センB株」と言います。
一般に中国本土の株式市場において、深セン市場は、上海市場に比べて、中小企業や新興企業の上場が多いのが特徴となっており、また深センA株と深センB株は、全く同じ権利を持ち、同じ額面で、証券としての中身に差はありません。
※2016年12月から開始された「深セン・香港株式市場相互乗り入れプログラム」により、香港では、非居住者である香港以外に住んでいる外国人でも株式取引が可能なため、事実上、香港を経由して海外から深センA株を取引することができる。
<中国本土の株式市場について>
現在、中国本土には、上海と深センの2つの株式市場があり、「A株市場」と「B株市場」に分けられている。元々、中国には、本土の投資家しか取引できない人民元建てのA株市場しかなかったが、1991年に人民元を自由化しない状態で外貨を獲得することを目的に、外国人でも取引できる株式市場としてB株市場が設けられた。