指定替え
読み方: | していがえ |
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分類: | 上場・非上場 |
指定替えは、証券取引所(金融商品取引所)において、所属する市場を移動することをいいます。
2022年4月4日の東京証券取引所の新市場区分の施行前は、東証二部から東証一部、マザーズから東証二部、マザーズから東証一部というように、上位の市場へ昇格するケースが多く、また上位の市場へ移動(昇格)する際には、その適合基準を満たしていなければなりませんでした。一方で、東証一部の上場維持基準を満たさなくなった場合には、東証二部へ降格するケースなどもありました。
なお、2022年4月4日の新市場区分の施行後は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場において、所属する市場を移動する場合に本用語が使われます。
◎新市場区分の施行前、東京証券取引所では、「一部指定」が上場銘柄の市場区分が市場第二部から市場第一部に変更になることを言い、「指定替え」は逆に市場第一部から市場第二部に変更になることを言うことが多かった。
◎新市場区分の施行前、マザーズやJASDAQから市場第一部や市場第二部に変更になることを「市場変更」と言うことが多かった。