回転売買
読み方: | かいてんばいばい |
---|---|
分類: | 信用取引 |
回転売買は、資産運用において、頻繁に売買(取引)を繰り返すことをいいます。これは、金融商品を高い頻度で売買することであり、大きく分けて、個人が収益目的で行う取引(日計り)と、金融商品取引業者が主導する行政処分の対象となる取引(過当売買)の二つがあり、それぞれで意味は全く異なります。
目次:コンテンツ構成
収益目的で行う回転売買
例えば、株式の信用取引では、同一の保証金を利用して、同じ日に何度でも取引(回転売買)を行うことができるため、資金効率が高く、多くの収益を上げられる可能性があります。
ただし、日計りを繰り返す度に、1日分の金利が発生する点には注意が必要です。
行政処分の対象となる回転売買
証券会社や銀行などの金融商品取引業者が、顧客から多くの手数料収入を得ることを目的に、株式や投資信託などを頻繁に売買させる行為(回転売買)は、「過当売買」として行政処分の対象となります。
通常、その背後には「無断売買」や「一任的取引」といった違法行為が潜んでいることが多く、顧客の証券事故等を防ぐため、金融庁や証券取引等監視委員会などの検査で指摘できるようになっています。